[新型ワゴンR]進化したマイルドハイブリッドと傘ホルダー

※メーカニュースリリースより拝借

2017年2月1日に、スズキから6代目となる新型「ワゴンR」「ワゴンR スティングレー」が発売されました。

ワゴンRといえば、軽ワゴンというジャンルを確立した人気車種ですが、特にカスタム好きの方の中でも、ドレスアップ系・音響系の方がよく乗られているイメージです。中古市場でお手頃価格で手に入るので、若者が購入しやすいというのもあるのでしょう。

子供のころに実家が初代か2代目のワゴンRワイドに乗っていましたが、その頃から比べると鼻先が高くなったというか分厚くなったというか、デザインも大きく変わっています。

装備が充実した新型ワゴンRの走行性能や装備についてみてみたいと思います。

グレード

ワゴンRスティングレーは主にワゴンRの外装・内装がグレードアップしたものになります。走行性能は基本的に同一ですが、スティングレーのハイブリッドにのみターボグレードが設定されています。

走行性能に着目する観点から、ワゴンRのガソリングレード(FA)、ハイブリッドベースグレード(HYBRID FX)と、スティングレーのハイブリッドのターボグレード(HYBRID T)を抜粋してスペックを見てみたいと思います。

  ワゴンR ワゴンR スティングレー
グレード FA HYBRID FX HYBRID FZ L HYBRID X HYBRID T
備考 ガソリン
グレード
ハイブリッド
ベースグレード
ハイブリッド
上位グレード
ガソリン
グレード
ハイブリッド
ベースグレード
ハイブリッド
上位グレード
(ターボ)
駆動方式
トランスミッション  
2WD
(FF)
CVT
\1,078,920 \1,177,220 \1,350,000 \1,293,840 \1,488,240 \1,658,880
4WD
CVT
\1,202,040 \1,298,160 \1,470,960 \1,414,800 \1,609,200 \1,770,840

諸元表

  ワゴンR ワゴンR
スティングレー
型式 MH35S MH55S
 タイプ/グレード・
駆動方式
FA
(2WD,FF)
ガソリングレード
HYBRID FX
(2WD,FF)
ハイブリッド
ベースグレード
HYBRID T
(2WD,FF)
ハイブリッド
ターボグレード
価格(税込) \1,078,920 \1,177,200 \1,658,880
全長×全幅×全高[mm] 3,395×1,475×1,650
室内寸法
長さ×幅×高さ[mm]
2,450×1,355×1,265  
ホイールベース[mm] 2,460  
トレッド(前/後)[mm] 1,295/1300  
最小回転半径[m] 4.4 4.6 
車両重量[kg] 750 770 800
サスペンション(前/後) マクファーソンストラット式/ トーションビーム式  
ブレーキ(前/後) ディスク/ リーディング・トレーリング  ベンチレーテッドディスク/
リーディング・トレーリング
エンジン   
型式 R06A型
直列3気筒DOHC
R06A型
直列3気筒DOHC
インタークーラターボ
種別 レギュラーガソリン
総排気量[cc] 658
最高出力
[kw(PS)/rpm]
38(52)/6,500 47(64)/6,000
最大トルク
[N・m(kgf/m)/rpm]
60(6.1)/4,000 98(10.0)/3,000
圧縮比 11.5 9.1
モーター
型式 WA05A
最高出力
[kw(PS)/rpm]
2.3(3.1)/1,000
最大トルク
[N・m(kgf/m)/rpm]
50(5.1)/100
燃費[km/l] 26.8 33.4 28.4

新プラットフォーム「HEARTECT(ハーテクト)」により室内空間がより広く

新型スイフトにも採用されている新プラットフォーム「HEARTECT(ハーテクト)」によってエンジンルームの体積を抑えたことにより、先代の室内寸法2165×1295×1265mmから室内長285mm室内幅60mmも広くなっています。

マイルドハイブリッド・ガソリン、どちらが買い?

エンジンについては、先代も同様にR06A型エンジンであり変わっていませんが、エンジンの冷却性能が強化されています。車重は先代770kgと比較すると、20kg軽量化されています(FAグレード同士の比較)。

マイルドハイブリッドは、減速時のエネルギーを電装品用とは別の専用バッテリーに充電し、加速時にエンジンのアシストを行う方式です。さらに、新型ワゴンRでは、モーター機能付発電機(ISG)の高出力化とリチウムイオンバッテリーの高容量化によって、発進時のクリープ走行やノンアクセル・ノンブレーキの低速走行時、最高10秒間モーターのみで走行できるようになりました。ちなみに、クリープ走行とはコーヒーに入れてマイルドにするやつのことではありません(YOSHITOKI談)。これにより、エンジンの負担が軽減されたことで、軽ワゴンではNo.1の燃費33.4km/lを実現しています。

エンジンのクリープ走行よりも低速なため最初は違和感があるかもしれませんが、渋滞走行などでいちいちエンジンがかからず、静かに走行できるなどのメリットもあります。

エンジンのみのグレード(FA)とハイブリッドのベースグレード(HYBRID FX)ではおよそ10万円の価格差で、他車と比べると価格差が低めに抑えられているように思います。走りに振った車でもなく、エンジングレードのメリットもそこまで見受けられませんし、名前の通りマイルドハイブリッドということで基本的にはエンジン走行のフィーリングを楽しめるので、購入するならマイルドハイブリッドをオススメします。また、ハイブリッド+ターボという珍しい組み合わせとなるワゴンRスティングレーのHYBRID Tグレードも気になりますが、最上位グレードで160-170万円台ということで、軽自動車に出す値段としてはちょっと考えてしまいます。

ところで、軽自動車の定義って

ところで、軽自動車の定義って排気量660cc以下、最高出力64ps(業界自主規制値)、あとは寸法によって決められていますが、ハイブリッド車の場合はどうなんだろう?という疑問が湧きました。

調べてみたところ、補助動力があった場合の法整備が追い付いていないようで、現状は660cc未満のエンジンにどんな補助動力がついていても、軽自動車と言えるようです。

システム最高出力(エンジン・モーターを合わせた馬力)はメーカページ上で公開されていませんが、ワゴンRスティングレーのHYBRID T(ターボグレード)はエンジンの最高出力だけで64psあります。モーターの最高出力2.3kw(3.1PS)/1,000rpmなので、システム最高出力としては64PSを超えるのではないかな?とも思います。

ただ、どちらにしても軽自動車の定義自体が既に時代に追いついておらず撤廃の議論も上がっていますので、このあたりの話が整備されるよりも、軽自動車枠が撤廃されるほうが早いかな、とも思います。

私でも気になる充実した装備

普段は走行性能周りにしかあまり興味が無いのですが、このワゴンRは結構すごいぞ!と思えるポイントがいくつかありました。

軽初のアンブレラホルダー

メーカ公式より拝借

雨の日の傘の取り扱いはけっこう困りますが、新型ワゴンRには助手席のドアに傘立てがついています!しかも溜まった雨水は車外へ排出される構造になっているので、車内に水が溜まるなんて心配もありません。

普通車でも標準装備されている車をあまり見たことがないのですが、軽自動車では初のようです。

個人的に、この収納装備が新型ワゴンRの中で一番推したいポイントです。

軽初のヘッドアップディスプレイ(HUD)

メーカ公式より拝借

最近流行りのヘッドアップディスプレイが、遂に軽自動車にも搭載されるようになりました。

車速やシフト位置、メーカオプションナビ搭載車であれば交差点案内なんかも表示してくれます。不要なときはボタン1つで格納されます。

ワゴンRスティングレーのHYBRID T・HYBRID Xは標準装備、ワゴンRのHYBRID FZ・HYBRID FXグレード、ワゴンRスティングレーのLグレードにセーフティパッケージとして、6種の先進安全機能とパックで\59,400の追加オプションで付けられます。

ただ、純正での装備が増えてきたのは嬉しいのですが、肝心の走り好きが見たい情報(タコメータや水温・油温・油圧)を純正に表示させることはできないので、中途半端にいい装備がついてもなあ・・・という思いもあります。

尚、社外品でも様々なHUDが出ていますが、スタンドに対応アプリをインストールしたスマホを置くことで、それを反射してディスプレイに表示するというシンプルな仕組みのHUDが面白そうです。

Amazonだとナビタイム対応品しか出ていませんが、メーカページで$49.95で単品購入できます。
このあたりの商品、面白そうなのが色々と出ているので別途調べてみようと思います。

さいごに

基本的な走行性能は先代からあまり大きな変化はありませんが、マイルドハイブリッドも進化しており、好印象を持ちました。私のようにハイブリッドが何となく好きになれない人でも、マイルドハイブリッドなら違和感が少なく乗れるんじゃないかなと思います。
といってもアイドリングストップ自体が嫌いなのでそこは何とも言えませんが・・・

個人的にはやっぱりアンブレラホルダーが一番の感動です。

お読みいただきありがとうございました。

コメント

  1. ダブルアールブルー より:

    新しいプラットフォームを採用したので20kgも軽量化されたのですね。スイフトと比べるとインパクト薄いですが排気量が小さいので20kgでも走行レスポンスとか大きく変わってくるでしょうね。ただスズキブランドなのに値段がちょっと高いような気もします。

    1. おしん@ボサ子 より:

      インパクトは控え目ですね。CMなどもスイフトの方が推しが強い気がします。
      軽で20kg軽量は比較的効果が大きいと思います^^
      確かに、最低グレードなら107万ですが、グレード上げていくとちょっと軽に出すには考えてしまう値段になってきますね
      それにじても、スズキのラインナップを見るとスペーシア、ソリオ等々、それぞれフェイスデザインは違うにしてもシルエットが殆ど同じですよね…

  2. 15MB乗り より:

    もうワゴンRも6代目ですか〜‌
    ワゴンRのRってのがずっと気になってたのですが、RevolutionのRだそうで、ワゴン革命だそうです。‌
    なので、毎世代で軽初の試みをしているようです。‌

    にしても、デザインがパッとしませんね。鼻が高いし、運転席と助手席の窓ガラスが前方に向かって下がってるのが凄く気になります・・・‌
    ボディは四角いのにミラーは丸みありますしね。

    1. おしん@ボサ子 より:

      コメントありがとうございます。Rの由来知りませんでした!
      ハスラーとかスペーシアとか、特徴を持った軽を増やしすぎてワゴンR(ベーシックな軽?)の位置付けが迷走している気がします。確かに窓ガラス下がってますね。不思議なデザインです…

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