積めて&走れる、ファミリースポーツカーGGB

今回は、我が家のメカニック(Yoshitoki)が乗っているインプレッサスポーツワゴンSTIについて紹介したいと思います!

走るワゴンという意味でも稀有ですし、STIシリーズの中でも「走ることに」きちんとお金がかけられた、良い車です。

これは、「クルマというよりマシン」です。

インプレッサスポーツワゴン

インプレッサやWRXといえばセダンやハッチバックタイプを走っているのをよく目にすると思います。

スポーツワゴンの名称で販売されていたのは、初代インプレッサ(横長の目)と、2代目(丸目・涙目・鷹目)のみです。
※~目は、ヘッドライトの形です。
それ以降は、ハッチバックという名称に変わっています。

初代・2代目も、サイズ的にはハッチバックの部類に入るとも言われますが、インプレッサの中で比較すると、リアオーバーハングがハッチバックより長いので、荷室の長さとしてはスポーツワゴンが勝ちます。
ただ、リアサスペンションが1・2代目はストラット式なので、荷室の左右に張り出しがあり、3代目以降はダブルウィッシュボーン式になっているので、張り出しが無くなり、荷室の快適性は増しています。
もちろん、もっと荷物を積みたければレガシイツーリングワゴンがあります。

このインプレッサスポーツワゴンですが、WRX STIの設定があるのは初代(GF8)と2代目の丸目(以降、GGB)のみで、あとはWRXのみになります。
更に、6速MTの設定(且つクロスミッション)は丸目にしかありません。

さらに、この2代目の丸目デザインは1代目から大きく変わったことと、くりっとした目がスポーティというより優しいイメージも与えたのでしょう。発売当時は「これはインプレッサじゃない!」とユーザーから大不評だったこともあり、発売期間が 2000年10月~2002年10月頃の 約2年間と短かったため、発売台数もわずか821台ほどでした。

これらの理由から、スポーツワゴンSTIはとても稀有な存在になりました。

強烈な加速感

GGB(セダンのSTI(GDB)も同様)の最大の特徴は、ターボが効き出してからの加速感です。

「どっかんターボ」とは、ある一定の回転数以上でその効果を発揮するようになるターボのこと。
現在では、より細かい制御ができるようになったことと、燃費を改善するためエンジンの排気量を小さくして、ターボで補うという考え方が主流なので、いわゆるどっかんターボの車はまず見かけません。

初代含め、このGGBやGDBはどっかんターボを代表する車です。4000rpmあたりを超えてからの加速Gは、まさにジェットコースターで頭をヘッドレストに押し付けられる感覚です。0-100km/hまでの加速がたったの5秒です。

絶対値としての速度よりも、加速感が好きな人は、まさにうってつけの車です。

ただし、それと引き換えのデメリットもあります。

歴代のインプレッサ・WRXの中で一番タービンサイズが大きいと言われているこの丸目。
良い点とも悪い点とも言えるのは、代わりに低速トルクが弱いからです。

発進時にしっかり回転数を上げてあげないとエンストしてしまいます。
ただし、エキマニ交換などのチューニング次第で、多少改善することは可能です。

街中で急に加速しても怖いので、普段はアクセルを踏みすぎないように、そろーっと運転していないといけません。

逆に、サーキットなどで4000rpm以上を常にキープしながら走ると、めちゃくちゃ速いです。且つ、GGBのギア比セッティングはそれを可能にしています。

我が家のメカニックも、昔若かった頃は峠で4000rpm以上を維持しながら走り回っておりました。

高いボディ剛性と、オンザレール感覚

発売当時の車の中ではボディ剛性がかなり良い方で、安全性能もトップクラスを誇っていました。

また、四駆によるトラクションの大きさから、狙ったラインへきちんと車が動いていく、オンザレールの走りを見せてくれます。

優れたエンジンだからできる高いブースト圧

一般的に、ターボ車でもノーマル状態であればエンジン強度なども考慮し、ブースト圧を高くても1kg/cm2 程度に設定しておくのが普通ですが、このGGBについては1.3の設定となっています。

STIグレードでないスポーツワゴンのエンジンはEJ205という型式ですが、STIになるとEJ207に変わります。エンジンがまるっと変わるのではなく、中のパーツなどが変更されているようです。

また、丸目に限って、鍛造ピストンが使われていることから強度が高く、チューニングの限界もほかのインプレッサに比べて高くなっています。

エンジンのシリンダやピストンの精度・強度が高いからこそ実現できるブースト圧です。

マイナスポイント・オーナーの不満点

下りブレーキがつらい

車重が約1.4tある為、峠で下りを攻めるのはかなりひやひやします。

ホイールの選択肢が少ない

5穴でPCD114.3のホイールが多い中で、GGBはなぜだかPCD100であるために、ホイールがあまり選べません。

昔はセリカなどがこのサイズでした。最近だと、新型86/BRZも珍しく100を採用しているので、新品狙いなら選択肢が少し増えてきました。

尚、涙目方の途中からPCDがこっそり114.5に変わっています。フロントデザインの大胆な変更といい、当時のスバルさんには「マイナー」チェンジがどういう意味なのか勉強していただきたく。。。

また、セダン型と違いワイドフェンダーではない点も、ホイール幅の選択肢をせばめています。

エアロパーツの選択肢が少ない

セダンから流用できるのはサイドステップくらいで、先述の通り販売台数も少ないことから、エアロパーツもなかなかありません。

息継ぎ現象(ガス欠)が起きやすい

ガソリンタンク燃料ポンプの位置がよろしく無いのか、燃料が半分(中には4分の3ででるという方も)くらいでスポーツ走行をすると、ポンプがガソリンの水面から離れてしまい、ガス欠状態になることがあります。

旋回チャンバー燃料ポンプに付け替えて、ポンプ回りに常に燃料があるような箱をつけておくことで、対策できるそうです。

さいごに

もっと特徴を上げればキリがないと思いますが、何といっても見た目がワゴンなのに中身がスポーツカーというのがとても面白いです。
普通の乗用車しか乗ったことがない人が乗って軽くスポーツ走行しようものなら、異次元の感覚を味わうことになります。(裏を返すとここまでスパルタンなクルマはちょっと・・・・。ってなるかも)

インプレッサの中でもSTIはまた別格です。乗れば良さがわかります。
(ただ、STIといっても車種によって手を加えている範囲が異なります。ほぼ外観しか変えていない場合もあります)

ただ、快適性についてはあまり褒められる点はあまりありません(ドリンクホルダーも少ないし)。年数のせいもありますが、シートベルトを引き出すとキーコキーコ音がなりますし、遮音性が低いのか、外からシフトチェンジの音もとてもよく聞こえます。

このクルマが好きだからこそ乗っていられる!というやつですね。

と、褒めたりけなしたりと忙しい記事になりましたが、WRX・インプレッサを検討中の方は、新車もいいですがこの時代のインプレッサも現行グレードとは全く違う乗り味があって検討されてみてもいいと思いますよ!

尚、諸元表などで見れる範囲は調べつつ書いてますが、すべて裏が取れてる訳ではないので、間違っている部分ありましたらご了承ください。

 

最後までお読み頂きありがとうございました。

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